皆さん、初めまして。gasaoです。
今回はgasaoが、株式投資とは何なのか、株式投資において重要なPERやROEなどの指標について、初心者の方向けに分かりやすくお話していきたいと思います。
私も日々勉強で、偉そうにお教えできる立場ではありませんので、皆さんと一緒にこのブログで株式投資について学び、成長していけたらと思います。よろしくお願いします。
先生、よろしくお願いします。
1. 株式投資ってなに?
早速ですが、皆さんは”株式投資”と聞くと、どのようなイメージをお持ちになるでしょうか?もしかすると、ギャンブルとか難しそうといったイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
まずは、株式投資とは何なのかについて、お話していきたいと思います。
株式会社は株式を発行することで資金を集めます。株式とは簡単に言うと、”株式会社の権利の単位”になります。そして、株式を購入するということは、”株主=会社の所有者(オーナー)”の一員になるということです。発行されている株式の20〜30%を持つことで、実質的にその会社を支配することができます。
会社の所有者って何かすごい人になった気がしますよね。けど、誰でも株式を買うだけでその会社の権利を持つことになります。
実際に、どのような権利を持つのかと言うと、”自益権”と”共益権”という2つの権利を持つことになります。会社法には難しい説明がありますが、簡単に言うと以下のイメージになります。
自益権
会社の利益から配当を貰ったり、会社が解散する時に分配した財産を受け取る権利
共益権
株主総会など、会社の経営に参加し、取締役等の行為を監視する権利
まとめると、株式投資とは、会社の所有者として、会社がもたらす利益の一部を受け取り会社の経営に参加するということになります。株式会社は経営者(取締役)でも社員でもなく株主のものになります。会社の利益、経営権は全て株主にあるのです。
2. どうやったら利益が出るの?
なぜ、株式投資を始めるのか。目的は人それぞれかもしれませんが、やはり一番はお金を稼ぎたいからじゃないでしょうか。ここでは、株式投資で利益を出す方法についてお話します。
株式投資で利益を出す方法は大きく分けて2通りあります。”キャピタルゲイン”と”インカムゲイン”です。
キャピタルゲイン
株式を購入した株価より高い株価で売ることで得られる値上がり益をキャピタルゲインと言います。1000円で買った株式を1500円で売ることで、500円の利益が得られます。
インカムゲイン
会社によっては、利益の一部を配当金として株主に還元します。前節の自益権の一つです。この配当金で得られる利益をインカムゲインと言います。1000円で買った株式の配当金が50円であれば、この50円が利益になります。キャピタルゲインと違って、会社が還元を続ける限り、株式を持っているだけで毎年受け取ることができます。
キャピタルゲインは短期的に大きな利益をもたらしてくれますが、長期的に考えると、インカムゲインも大きな利益になります。塵も積もれば山となるですね。
3. 株式投資において基本となる指標
ここからは、株式を買う銘柄を選ぶ際にポイントとなる、3つの基本的な指標についてお話していきたいと思います。
いざ株式を買おうと思っても、何を基準にどうやって選んだら良いか分かりませんよね。そこで、今の株価が割安なのか割高なのか、投資する価値があるのか判断する基準になるのが、これからお話する3つの指標になります。ただしこれら指標は、これなら絶対に株価が上がる、というような絶対的なものではありませんので、あくまで基準として考えることが必要です。
PER
株価の水準を示す基準の1つにPER:株価収益率があります。PERは以下の式で簡単に求めることができます。
PER = 株価 ÷ 1株あたりの利益
簡単に言うと、会社が稼ぐ利益に対して何倍の価値が付けられているかを示すのがPERです。PERの基準は、業界や時代によって変わってきますが、現在一般的に言われる基準はPER10倍になります。PERが10以下だと割安だと判断するということですね。例えば、1株あたりの利益が100円の株式の株価が800円だとすると、PERは8倍になります。
PBR
株価の水準を示す基準のもう1つにPBR:株価純資産倍率があります。PBRは以下の式で簡単に求めることができます。
PBR = 株価 ÷ 1株あたりの純資産
簡単に言うと、会社が持つ資産に対して何倍の価値が付けられているのかを示すのがPBRです。PBRの基準はPBR1倍になります。PBRが1以下だと割安だと判断するということですね。この考え方は簡単で、例えば、PBRが0.8とはどういうことかと言うと、1000円が入っている財布が800円で売られているというイメージです。これはすぐに割安だと分かりますよね。
実際は、純資産額そのまま精算できるわけではないため、PBR1倍以下は必ず割安かと言うとそう言い切れない場合もありますが、イメージとしてPBRの基準は1倍と考えましょう。
ROE
株価の水準を示す上2つの基準とは異なり、経営の効率を示す基準の1つにROE:自己資本利益率があります。ROEは以下の式で簡単に求めることができます。
ROE (%) = 純利益 ÷ 自己資本 × 100
簡単に言うと、会社が持つ資産でどれだけ効率良く稼げているのかを示すのがROEです。ROEの基準も様々ですが、一般的に言われる基準はROE10〜20%になります。ROEが10〜20%の会社は効率よく稼げていると評価されるということですね。例えば、自己資本が100億円で純利益が15億円だとすると、ROEは15%になります。借り入れが多く自己資本が少ない新興企業などは、ROEが高くなる傾向があります。
これまで3つの指標についてお話してきましたが、ここで注意なのが、PERやPBRが割安だからという理由だけで株式を買うのは良くないということです。PERやPBRが割安に評価されているということは、それだけ投資家に成長を期待されていないという意味も持ちます。
経営が落ち込み、利益や資産が減ってしまうと、PERやPBRが今は割安でも、将来は割高になってしまいます。逆に、利益や資産が順調に増えていくことで、PERやPBRが今は割高でも、将来は割安になりますよね。つまり、これら指標と合わせて、事業の成長性を考える必要があると言うことです。
割安に放置されているのには何か理由があります。それが、事業の成長性がなく衰退していく会社だからなのか、それとも、他の投資家がその会社の成長性にまだ気づいていないからなのかを見極めることが重要になります。事業成長が期待できるにも関わらず、割安で放置されている株がないか探してみましょう。
基準となる指標はありますが、株式投資に絶対はありません。これらの指標を基に試行錯誤しながら、自分の投資手法を確立していくことが大切だと思います。
4. おわりに
これまで、株式投資とは何なのか、株式投資において基本となる3つの指標についてお話しました。今回の内容は、株式投資の入り口みたいなもので、実際にはもっと奥が深く難しいのが株式投資です。勉強をいくらしても思うようにいかず、損失を出してしまうリスクもあります。ただ私は、試行錯誤しながらも諦めず、株式投資を続けることで、最終的には誰でも大きな資産を築くことができると信じています。(この内容についてはまた別の記事で)
今回の記事の内容を参考に、株式投資を始められる方が一人でもいましたら嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。
先生、ありがとうございました!
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